
Image:General Motors
| 一見すると「未来的」ではあるが、そこには過去へのオマージュも |
C9世代のコルベットはV8エンジン搭載、しかしピュアエレクトリック版の可能性も
さて、コルベットは現行の「C8」世代にてミドシップへと劇的な変化を遂げ、大成功を収めていますが、はやくもシボレーは「C9」世代のコルベットの開発へと取り掛かっているもよう。
現在はC9コルベットにふさわしい、新しいデザイン言語を創出している段階だそうですが、今回公開されたのがGM(ゼネラルモーターズ)のイギリスにあるデザインスタジオが作成した「C9コルベットのひとつの案」。
なお、この案で特筆すべきは純粋なEV(電気自動車)として設計されているということで(C9コルベットにはV8エンジン搭載のオプションも用意するされる予定)、そのためか近来的なフォルムそしてディティールを持っています。
C9コルベットはこんな感じに?
そこで今回公開されたコンセプトを見てゆくと、上半分にクラシックなプロポーションを持たつつ、フラットでシャープなフロントマスク、そして左右に大きく張り出したホイールアーチ、中央で分かれたパノラミックなフロントウィンドウ(おそらくはスプリットウィンドウをイメージ)、そして短く引き締まったリアセクションと筋肉質なリアホイールアーチが特徴です。
車体下部には空力性能を考慮したエアロデザインが統合され、フロントには2つの巨大な長方形のエアインテークがあり、ワイドなトンネルによって空気をリアディフューザーへと導く構造が採用されていますが、サイドにもエアベントがあり、エアをリアセクションへと流し込む設計を持っていて、ここ最近流行の「車体内部にエアが通り抜ける」構造を持っているようですね。※「EV」前提なので、航続距離を伸ばすために空力性能を最大化することを狙ったのかもしれない
Image:General Motors
なお、GMによれば、このイギリスのスタジオのほか、ロサンゼルスにあるGMのデザインスタジオでも「未来のコルベット」のデザインプロセスが進行中でで、最終的な市販モデルには”イギリスとロサンゼルスの両スタジオがデザインしたコンセプトのいいとこ取り”がなされる予定であるとされ、ここから大きな変更が加わることも予想できます。※現時点では合計で3つの案が制作されており、今後ほかの2つも公開される予定である
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ちなみにこの「ガルウイング」は新しく解釈したコルベットのマークとシンクロする意匠となっているようですね。
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C9制裁のコルベット「コンセプト」を紹介する動画はこちら
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